落花生の原産地は南米ボリビアとかブラジルとかいわれてますが、 我国に伝えられたのは中国を経由して1700年頃のことです。しかし、 それはほとんど普及されずに終わり、今日広く栽培されているものは、 明治7年、内務省がアメリカから大粒種子を導入し、各地で作付けし たことにはじまります。
　千葉県では、明治10年、時の県令（知事）柴原和が、種子を取りよ せ、栽培を奨励しました。これに応えたのが匝瑳郡鎌数村（現旭市） の戸長金谷総蔵で、干潟地方において、試作したのがはじめです。
　新芳商店は、明治40年の創業以来、干潟本場物を精選、加工、販売してまいりました。
大正13年には万国博覧会参加50年記念博覧会に出品受賞するなど、常に千葉産落花生の普及に意を 注いでまいりました。今後とも、干潟本場にはじぬ様努力を傾けてまいります。